朝学校についたらいつもどおり(納得行かない)基山ヒロトがの机に群がっていて、
俺は何故だかいつもいつもこうやって朝一番から不快な思いをさせられる羽目になるのである。
彼氏のご登校だっていうのに、彼女サマは見向きもいたしません。 どゆことよ?


「あれ 南雲くん」


わざとらしく音を立てながら自分の机に鞄を置いて椅子を引けば、
よりも先に基山が俺を振り返った。(オマエじゃないわ!)
その手には わかめ?こんぶ? とにかく乾燥した海草的なもの。

なに持ってんだ、と疑問に思いながらも基山を無視してへと視線を移した。
べつに好きだから見てんじゃないから、勘違いしないで欲しい


「おふぁよ」


俺と目があったは口をもごもごさせながら俺を見上げている。
不覚にもちょっと可愛いかもしれないとかそういうことは思ってない、けして

次々口に運ばれる物体に気が付いて、その手元へと目をやれば
その手に握られたパッケージにはただ一言 『梅こんぶ』


「・・・なんで昆布?」


心に湧いた疑問が素直に口から飛び出た。 は顔色一つ変えないが。
代わりに基山が最近はまってるんだってさ、と優越気味な顔で言う。
するとそれにがホレご褒美だとでも言わんばかりに昆布を3枚ヤツに差し出した


「あーん」

「あーん」


「ちょ、ちょッ」


あまつことかは俺の目の前で基山に昆布をあーんなんてし始めた。
おかしい、おかしいだろ  俺だってそんなことされた覚えはない。付き合い始めて今日まで。
思わず手が出た、邪魔すんなとでもいいたげには不機嫌そうに俺を睨んでいる


「なんだよー、晴矢君も食べたいの?」

「そんな婆くさいもんいるかよ」

「もうそんなこと言うなら晴矢君なんてしーらない。はい、ヒロくんあーん」

「あー!うそうそ、食べる、食べさせて下さい!」




(2010.04.24 Alice)