![]() 「ねえ みぃちゃーん」 頭まで被った布団の中からもぞもぞと顔を少しだけ顔を出してが俺を呼ぶ 俺は俺でうつらうつらし始めていた意識をやっとの思いでつなぎとめて、その声に返事をしてやる。 すると少しだけ上気した体温の両手で俺の背中を包み込むみたいに抱き締めるので、 一瞬にしてすこし、本当に少しだが眠気が覚めた。 (裸の好きな女に徐に肌を寄せられて悪い気のする男などいるもんか) 「なんだよ、どうした」 「なんで冥ちゃんに意地悪するの?」 「まぁたアイツの話か…」 こんな雰囲気の時にまで、 正直勘弁願いたいところである。 「冥ちゃんキライ?」 「まーオマエ関連でならスキではない」 「なんで?」 「誰かさんが冥ちゃん冥ちゃんってうるせーから。 セックスの後でさえ」 そう言ってやるとはぐっと口を詰まらせて、また頭まで布団の中に潜ってしまった。 そして挙句だって冥ちゃんスキだもん、なんてこの期に及んでそんな空気を読まない発言をする子はオシオキです。 「ひゃあっ、ちょっと、寒い」 勢いよく剥された布団によって晒される肌が小さく粟立つのが判る。 いやいやって今更に抵抗する両手をあっさり片手で押さえつけてわき腹に舌を立ててやった 「て、ことで もう1ラウンドな。」 |